歯科ドック

全身の健康は、お口から

健康でいる為、また病気の早期発見の為に定期的に人間ドックをすることは非常に有益であることは疑う余地もありません。
ですが人間ドックのメニューの中には口の中の状態を知る項目はないのです。実は口の中は全身の健康状態をよく表します。
自分の口腔内がどのようになっているかをわかっている人は実際かなり少ないのではないでしょうか?
今まで歯医者にいって軽く説明を受けたことはあっても面と向かって自分の口腔内の状態を全て説明されている人は少ないと思います。
例えば睡眠不足が続くと歯磨きの時にいつもより出血したり歯ぐきがはれぼったく感じたことはないでしょうか?
口の中は初期に全身状態を反映します。
口の中の状態を良く知ることは全身の健康を保つためにとても有益です。
ご自身の口の中の弱いところ例えば虫歯に気を付けたほうがいいタイプなのか、歯周病に気を付けたほうがいいタイプなのか、又それらを予防するにはどうしたらいいのか、当院の歯科ドックでは患者さんの状態を丁寧にご説明したうえで今後できる対策をお伝えして健康を保つお手伝いをしていきます。

歯周病は細菌だけが原因でないことをご存知でしょうか

歯周病はあまり症状がないため、知らぬ間に進行してしまい、歯を支える骨(歯槽骨)が減り歯を失うこともある疾患です。
口臭や口のねばつきが気になる方は歯周病の可能性があります。
歯周病かどうかやその重症度はレントゲン検査や歯周ポケット検査などをしないとわかりません。
歯周病は細菌だけが原因であると思われがちですが、細菌だけではなく他の要因で悪化することも多いのです。
例えば噛み合わせが強すぎる箇所は骨の減り方が多いことがわかっています。
また合わないかぶせ物や詰め物が原因でも骨の減少が起こります。
歯科ドック(お口の精密検査)では歯周ポケット検査だけでなく実際に患者様の上下のあごの型をとって模型を作り噛み合わせの検査も致しますので細菌以外の要因も調べることが出来ます。
歯周病治療は歯医者さんでの治療とご自身の毎日のケアの2つの柱が大切です。
歯周病で歯医者さんにかかるのは大袈裟だと思うかもしれませんが、そんな方にこそおすすめですので、是非一度歯科ドックをお試しください。

歯科ドックの流れ

1回目

  1. 歯周精密検査
  2. 歯周病の尺度となる歯周ポケットの深さを計測

  3. レントゲン検査各種
  4. CT撮影:顎関節の変形や位置異常の確認、歯周病による骨の吸収の確認、セファログラム分析をして咬合(噛み合わせ)の確認
    パノラマレントゲン撮影:顎関節、歯周病、歯並びを俯瞰的に確認
    デンタルレントゲン撮影:より細かく骨の状態や虫歯の状態、歯根の状態を確認

  5. 口腔内写真
  6. 歯肉の状態などの口の中の状態の記録を鮮明に記録

  7. 口腔内スキャン、フェイススキャン
  8. 歯並びや顔の3Dデータを記録してパソコン上にて噛み合わせの状態や顔に対しての歯並びを
    確認

  9. 噛み合わせの動画
  10. 場合によってはお口の開け閉めの動画を撮ることにより顎関節の以上がどのように起こっているのか把握することもできる

2回目

  1. 歯周病や虫歯などの説明
  2. まずはお口の中の基礎知識として歯周病や虫歯などをご説明します。
    基礎知識をお伝えしないと患者様の口の中の状況を説明してもどうしても理解が深まらないためとても重要なことです。

  3. 作成資料の説明
  4. 1回目で得た患者様の口の中の情報で患者様の現在の口腔内の状況をパソコンでまとめさせてもらい、現在の問題点やなぜその問題点があるか、問題点をどのように解決するのが良いかなどをより細かくプレゼンテーションさせていただきます。
    この時はベストの治療計画を説明させていただきその費用も説明させていただきます。
    ただし全てを理想通りに進めると非常に高額になることもあり患者様の予算を超えることもあります。そこで患者様の予算を最後にお聞きします。

3回目

予算に合わせて治療計画の説明

患者さんが今回の歯科治療で使える予算に合わせた治療計画を再度作成してご説明します。
患者様が提示した治療計画に了承されましたら次回より治療を開始します。

歯科ドックの費用と期間

費用につきまして

資料どり:3万円(税別)
コンサル(1時間):6千円(税別)
コンサル(30分):3千円(税別)

期間につきまして

計3回程度
1回目から2回目にかけては最低2週間資料作成の時間をいただいております。

お支払い方法につきまして

ご予算に合わせてクレジットカード・院内分割も対応可能です。
ぜひご相談くださいませ。


歯科ドッグ内容

歯周検査

歯周ポケット精密検査、デンタル14枚方検査、必要な場合は細菌検査を行います。

顎関節の検査

レントゲン撮影検査を行います 必要な場合はCT撮影を当院でして顎関節の位置に異常がないか検査します
またさらに精査が必要な場合はMRIの撮影を大学病院に依頼してさらなる精査をします

唾液検査

虫歯のリスクが高い疑いがある人は唾液を培養し唾液中の細菌コロニーを検査します。
どの細菌が多いかによって再度虫歯になりやすさが変わるので治療の必要があるかどうか、もしくは治療方法に変化が出てきます。

虫歯検査

視診、レントゲン検査で疑いのある歯は拡大視野にて細かく精査します。

口腔がんを含む粘膜の検査

視診と触診を行います。

咬合検査

上下の歯型を取り模型を作成し咬合器で現状の咬み合わせと理想の咬み合わせの違いを確認します
当院では噛み合わせに深い見識があるため色々な検査を交えて適切な噛み合わせを診断します

必要な検査が終わりましたら一人一人に合わせて患者様にわかりやすいように資料を作ってきます。
その資料の口腔内の写真や検査データやレントゲンを交えて現在の口腔内の状態、何が原因で今の状態にあるか、このままだとどうなるか、これからどうするのが良いのかをわかりやすく1時間ほどかけてご説明いたします。
患者様によってご要望は様々でそのご希望に添えるような治療計画を寄り添って立案していきますのでご安心ください。

歯科ドックは必要ですか

歯科ドックの必要性について

口の中の不調は極めて多岐にわたる原因があります。
不調と1つに言っても歯一本単位での不調、口腔内全体の不調、顎関節の不調など様々あります。
また1本の不調も全体が原因であることもあります。また現在感じている不調と患者様では自覚症状のない不調もあります。
またその不調は今後も状態を悪くする方向に進行してしまうのかどうかなどもあります。

当院での歯科ドックはより細かく患者さんの『過去・現在・未来』をみて治療の計画を立案させていただきます。
この考え方はとても重要です。
なぜならば折角意を決して歯科医院に治したいと言う気持ちで来ていただいた患者様に今のことだけしか考えていない治療計画を説明することは失礼だと考えております。一念発起して大掛かりな治療を受けていただくのであれば、私はその治療が終わった後も末長く良い状況でご飯が食べれるようにあって欲しいという気持ちからです。そのため資料作りは本気で取り掛かりますのでどうしてもお時間をいただいております。今まで説明されたことがないようなことを必ず説明させていただくことをお約束します。1度や2度お口の中を拝見するだけではわからないことはたくさんあります。資料どりをしてその資料と長時間睨めっこをすることで見えてくることもあるからです。
しかし完璧を追い求めた治療計画は予算がかかってしまうのも事実であります。
全ての患者様が理想を追い求めた治療をできるわけではございません。そこで予算が厳しい場合は、患者様のご予算に合わせた治療計画を立案することも重要視しております。
全てを理想通りの治療計画にしなくとも『ここだけは外せない治療の肝』となる部分がどの患者様にもあります。
その肝となる治療だけでも行えるような予算で治療の計画を組み直してご説明することもできます。
ご興味がある方は遠慮なくお声掛けいただけると幸いです。


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