知覚過敏について
朝一番に窓を開けて深呼吸、本当に涼しくなりました🍂
秋の喜びを感じる瞬間です🍁
さて、本日は『知覚過敏』についてお話ししたいと思います🦷
『知覚過敏』という言葉を耳にしたことのある方は多くいらっしゃることと思います👂
皆様は、冷たい飲み物を飲んだ時などにキーンッと歯がしみたという経験はありませんか?⚡
実は、『知覚過敏』は日本人の3人に1人が罹患していると言われているほど、身近な症状なのです❄️
それでは‼️『知覚過敏』の原因や症状を緩和させるための対処法などを解説して参ります👩⚕️ 🦷
さっそくですが、セルフチェックをしてみましょう✏️
✅ 冷たいものがしみる
✅ 甘いものや酸っぱいものがしみる
✅ キーンッとした痛み(一時的)がある
✅ 冷たい風がしみる
✅ 歯磨き中に急にしみることがある
✅ 歯ぎしりをしている
✅ 歯肉が下がったように見える
✅ ストレスがあるとしみる日がある
以上が簡単なセルフチェックです📄
あてはまる項目はいくつありましたか?🦷
ひとつでもあてはまれば『知覚過敏』の疑いがあります❄️
もちろん、『知覚過敏』だけが原因ではなく虫歯やほかの原因の可能性もあります。
《 知覚過敏のメカニズム 》
歯の最表層はエナメル質と呼ばれる硬い組織で出来ていて、その内層にある象牙質や神経を覆って守っています。
エナメル質は削っても痛みを感じない部分なので、健康な状態の歯であれば通常は痛みを感じることはありません🙆♂️
そのエナメル質の内層にある象牙質に刺激が加わると痛みを感じます❄️
象牙質には象牙細管という無数の穴があり、その穴を通り神経に痛みが伝達されていきます。
『知覚過敏』になった歯の表層は象牙細管が露出していることが多く、そこに刺激が加わると痛みを引き起こすという仕組みです💡
《 知覚過敏の主な原因 》
・過度なブラッシング
・虫歯
・歯ぎしり、噛みしめ
・酸蝕歯(酸によりエナメル質が溶けて象牙質が露出)
・噛み合わせ
・歯のクラック(ヒビ)
・歯の破折
・歯周病
・加齢
《 知覚過敏症状があるときの対処法 》
🔵〜ご自宅でのケア〜
・柔らかめの歯ブラシで適正なブラッシング圧(100g)で磨く
・酸性の食べ物を長時間口腔内に停滞させることや過度の摂取を避ける
・研磨剤を多く含む歯磨剤を避ける
・知覚過敏専用の歯磨剤を使う(シュミテクトなどの硝酸カリウムを含む成分のもの)
・食いしばりをしないよう意識する
・唾液の分泌量を増やす(キシリトールガムを噛んだり、食事中もよく噛むことを意識する)
🔴〜歯科医院でのケア〜
・歯科で薬剤の塗布やコーティングを行う
・歯ぎしり対策のマウスピースを作る(※歯ぎしりからくる知覚過敏の場合)
・根がくさび状に削れた部分にレジン(樹脂)などの修復材料で充填する処置をする
・定期的なメインテナンスによるお口の中の健康維持
・何をしても改善しない重度の知覚過敏の場合、神経を抜く処置
《 知覚過敏を放置すると何が起こる? 》
『知覚過敏』になると痛みで歯を磨きにくくなりプラーク(歯垢)が残りやすくなります🦠
プラーク(歯垢)にいる細菌が酸を出し、歯の表面を溶かし『知覚過敏』が悪化します。
そして、、、さらに磨きにくくなり恐ろしい悪循環が起こります😱
同時に虫歯や歯周病も進行してしまいます。
〜悪循環〜
🚩①知覚過敏でしみる → 🚩②しみて磨けなくなる → 🚩③プラーク(歯垢)がたまる → 🚩④プラーク(歯垢)の出す酸により象牙質がさらに溶ける
プラーク(歯垢)がたまっていくと、やがて虫歯や歯周病が発生・悪化します🦠
『知覚過敏』の痛みは一過性のものであるせいか、放置されてしまう方が多いかと思いますが、段々と症状が強くなるケースもありますので注意が必要です‼️
また、歯がしみる時は様々な原因が考えられ、虫歯や歯周病のサインである可能性もあります🦠
軽度であれば緊急性はありませんが、強い症状があるときはお気軽にご相談ください🍀
『知覚過敏』の予防には、虫歯や歯周病の予防が大前提です🦷
是非今日から習慣を見直し、ご自宅でのケアを取り入れてみてください👩
次回は、知覚過敏の原因の一つでもある『酸蝕症』についてお話ししたいと思います👨