酸蝕症について
日に日に秋が深まってきておりますが、皆様お変わりなくお過ごしでしょうか?🍁
さわやかな秋の風が心地よく感じますね🍃
さて、本日は『酸蝕症』についてお話ししたいと思います🦷⚡️
『酸蝕症』とは、酸性の強い食品や胃酸の影響により歯が溶けてしまう症状のことをいいます🍋
通常、私たちの口腔内はpH6.8〜7.0くらいの中性の状態ですが、酸性の強い食品を摂取することにより酸性に傾きます。(逆流性食道炎や摂食障害による嘔吐でも酸性になります)
口腔内が酸性になりpH5.5以下になると酸が歯を溶かし始めると言われています⚠️
『酸蝕症』は、緩やかに広く浅く溶けて進行していくため、重症化するまで気がつかないことも多いのです。
最近では、虫歯や歯周病に続いて歯を失う原因のひとつになっています😨
『酸蝕症』予防のため、リスクの高い食品・対策を知っておく必要があります👨⚕️💡
それでは‼️解説して参ります✏️
次のような症状のある方は特に注意しましょう⚠️
〜酸蝕症の症状〜
☑️歯がしみる(知覚過敏)
☑️歯に厚みがなくなる、欠ける
☑️虫歯ではないのに歯に穴が空く
☑️歯に艶がなくなる、黄色くなる
☑️詰め物と歯の間に段差ができる
☑️噛み合わせの山が平になる
《 リスクの高い食品 》
・柑橘系の食品(オレンジ、レモン、グレープフルーツ、いちごなど)
・柑橘系の飲料(オレンジジュースなど)
・梅干し
・黒酢などの酢の物
・甘いお菓子
・炭酸飲料
・スポーツドリンク
・栄養ドリンク
・ワイン、ビール、梅酒などの酒類
《 対策 》
・ダラダラ食べやダラダラ飲みを控える
・酸性の強い食品、飲料を過度に摂取しない
・摂取した後は、うがいをしたり水やお茶を飲んで洗い流す
・酸性度の高い飲料は、口の中にためずにゴクッと飲みましょう(ストローがおすすめです)
・柔らかめの歯ブラシを使用し、適正なブラッシング圧(100g)で磨く
・唾液の分泌が活発になるようよく噛んで食べる
・就寝前は酸性の強い食品、飲料は禁止(寝ている間は唾液量が減少するため、酸が中和されにくくなる)
『酸蝕症』は予防が第一ですが、原因を考え、まずはその習慣や病気を治す必要があります🦷
『酸蝕症』に罹患しないために、リスクの高い食品を把握し、摂取後も対策をとることを心がけましょう✨
日々の生活を見直し、正しい知識を身に付けて歯の健康を守っていきましょう🍀
朝晩はもうずいぶん冷え込む日があります🍃
どうかお体を大切になさってください✨
次回は、『口臭』についてお話ししたいと思います👩⚕️