70代男性「前⻭の根元が黑くなった。綺麗に⻑持ちするように治して欲し い」 オールセラミックブリッジと⻭肉切除で審美的にバランスを整えた症例
治療前
治療後
ご相談内容 |
「前⻭の⻭茎の色が黑くなった。⻑持ちして良いものを入れて欲しい。」 とのことでご来院されました。 |
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診断結果 |
上の前⻭のブリッジが不適合で、もともと装着されているブリッジの辺縁が⻭茎が下がってきたことによって黑く見えていました。 また⻭がないダミー部分は表面に貼り付けたような形で、不自然に見えていました。 左側の⻭は短くブリッジの部分と⻭の⻑さが異なっていました。(⻭肉ライン不適合) |
治療内容 |
まずは根管治療(健康保険)を行い、⻭の根管の中の状態を整えました。 その後は⻭肉切除を行い、ダミー部分の⻭茎の形も整えてました。 ⻭肉ライン不適合の部分は、⻭の⻭茎を切除してダイレクトボンディングをして⻭の⻑さをなるべくブリッジと整えました。 ファイバーポストとオールセラミッククラウンでしっかり⻭茎からはえているように見せ、そこに⻭がないことを感じさせないようにしました。 |
治療期間 | 7回 |
費用 | 499,000円(税別) ダイレクトボンディング2本、ファイバーポスト2本、精密印象2本、オールセラミック3本 |
術後の経過・現在の様子 | 治療予後は良好です。 |
治療のリスク |
型取りの後、一時的に歯肉の痛みが出ることがあります |
完全な自然感
初診時
もともと装着されているブリッジの辺縁が⻭茎が下がってきたことによって黑く見えています。また⻭がないダミー部分は表面に貼り付けたような形で、⻭茎からはえているように見えなかった。また写真向かって左側(右側)の⻭は短くブリッジの部分と⻭の⻑さが異なっています。
支台歯形成
セラミックが壊れにくく取れにくく、そして綺麗な色を出せるように歯の形を整えます。またダミー部分の歯茎の形も整えています。
仮歯
仮歯はその場つなぎの歯ではなくて、最終的なセラミックを想定して状態を整えるためにあります。写真向かって左側(右側)の歯の歯茎を切除してダイレクトボンディングをして歯の長さをなるべくブリッジと整えてあります。
セラミック装着
色と形は自然観があります。
またダミーの部分のセラミックをしっかり歯茎からはえているように見せ、そこに歯がないことを感じさせません。
歯茎の位置を見えも全体的に揃っていて審美的な状態です。
根管治療(ラバーダム防湿)
セラミックを入れる前に歯の根の治療もおこないます。ラバーダム防湿を行い無菌的に治療をすることで成功率が向上します。
擬似支台模型
セラミックは透明性があるため支えとなる歯が変色していると影響を受けます。
納品前に実際の色をシュミレーションするためにこの模型を作成する必要があります。
セラミックを合わせる
支えとなる歯の色だけではなく歯茎の色も歯は拾っています。色を合わせるために様々な工夫をしています。
完成したセラミック
完成したセラミック
セラミックの装着
削って型取りして作成したセラミックを装着するだけではなく、⻭がない部分のセラミックの形が最終的にどのような形であれば綺麗に見えるかを想定し⻭茎の形も綺麗に整えてあります。
セラミックの中の色も拘り